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【動くゴッホ展】が六本松の福岡市科学館で開催中


動くゴッホ展のポスター
動くゴッホ展

企画制作:ネオスペース/ワンダースクワッド


福岡市・六本松の福岡市科学館で3月15日(金)~6月16日(日)まで【動くゴッホ展】が開催されています。最先端のデジタル技術によって命を吹き込まれたゴッホの作品群が、様々な体感型の空間演出手法で楽しめるということで、TAP編集部のアート大好きリリーがレポート。 


福岡市科学館入口
福岡市科学館

みなさんご存知、印象派を代表する画家のフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890) 

 

今回の展示は、先進のデジタル技術によって命を吹き込まれたゴッホの作品群を観覧する「※デジタルファインアート」展です。※3DCGアニメーションやVFX(特殊効果)などのコンピュータグラフィックス技術を使った作品を集めた展覧会


絵が、動きます。 




ゴッホの絵
肖像画ギャラリー

▲肖像画ギャラリー 

瞬きをし、呼吸をしているかのように肩が上下する。 



ひまわりの絵
ゴッホ「ひまわり」

▲ゴッホと花の絵たち 

花たちが風に揺れる。映像にミラーを使ったインスタレーション空間。 



▲花のインスタレーション空間 

「アイリス」「ひまわり」「アーモンドの木」の絵が風に揺れ交互に入れ替わる 




他にも、約10mの大画面とホログラムで上映される、画家人生10年を22分間にまとめたゴッホシアター。撮影スポットや作品を元に再現された空間、これまでの作品一覧が観れるアーカイブホールがありました。このアーカイブホールは、3期間に分けて約860点が展示されるそうです。すっご。ゴッホの作品を一度にたくさん見る機会なんてなかなかないです!これはぜんぶ見たいから3回行くしかないですね。 

 

そして展示と同じ建物別階でゴッホのプラネタリウムが上映されていました。 

【ドームシアター番組 ゴッホが描いた星空】 



なんとこのドームシアター声優がめっちゃ豪華。 


ゴッホの声を、「仮面ライダー電王」キンタロス役のてらそま まさきさん。 

青年の声を、「進撃の巨人」エレン役の梶 裕貴さん 

ナレーションを、「風の谷のナウシカ」クシャナ役の榊原 良子さん 

 

声ヲタ歓喜のラインナップ! 

心地の良い声に、リクライニングシートに、星の光。だんだんとふわふわしてきます。内容は、ゴッホが書いた約900通余りの書簡を元に、当時の星空の再現を交えながらゴッホについて学ぶことができるという真面目なストーリーです。幼き頃に見たプラネタリウムとはもう別世界。別物。目福耳福な大世界プラネタリウムでした。ぜひ癒されに行ってください。プラネタリウムはたくさん作品があるので、スケジュール確認していくことをお勧めします! 

 





ゴッホの絵
ゴッホ「アイリス」

▲「アイリス」 

インスタレーションの空間にも出てきたアイリスの花。 

 

お部屋にゴッホの「アイリス」の絵を2つ飾っているほどゴッホ好きな私。 

ゴッホの絵を好きになったのは「アイリス」の絵の背景を知った時です。 

自身の体を傷つけるほど精神を病んでしまったゴッホは、精神病院に入院し、毎日精神的な苦悩や葛藤に直面していました。そんな時に、病院の庭に咲いていたアイリスの花を通して自身の感情を色彩や筆致を使って内面の情緒を表現し、その絵を「病気の避雷針」と呼んだそうです。 

 

何かに没頭している時だけは嫌なことを忘れられ、辛い時間が早くすぎる。ゴッホにとって現実逃避であり精神安定剤になっていたことがわかります。 

 

また、この頃ゴッホは日本の浮世絵に強く影響を受け、浮世絵を意識して描いたとも言われています。 


ゴッホの絵
ゴッホ「タンギー爺さん」

▲肖像画ギャラリーに展示されていた動く「タンギー爺さん」 

背景には日本画が!桜、富士、芸者の絵が書かれています。 

 

絵を真似るだけではなく、浮世絵の特徴であるくっきりとした強い輪郭線。陰影をつけない平面的な彩色にも影響を受けたとされています。 


なんだか見慣れた色彩と雰囲気に安心感を抱き、自分の絵を避雷針と呼ぶほどの切実な想いに惹かれ共感し、私はゴッホ絵が好きになりました。 

 

そしてアイリスの花言葉は、「希望」や「良い知らせ」「よい便り」 

そんな絵を枕元に飾ると非常にいい夢が見られるのでは??そう思い欲張りにも枕元にアイリスの絵を2枚飾っております。 

今の所良い便りはありませんが…この絵が私の避雷針となってくれてるような気もします。何かいい便りが届きますよーに! 

 

 

動くゴッホは6月16日(日)まで。 

ドームシアターは6月3日(月)まで。 

初夏のデートはゴッホで決まりですね。 




 

【親愛なる友 フィンセント~動くゴッホ展】 

先進のデジタル技術によって命を吹き込まれたゴッホの作品群を観覧する「デジタルファインアート」展 

サイトURL 

<期間> 

2024年3月15日(金)~2024年6月16日(日)  

<場所> 

福岡市科学館 

<時間> 

9:30~18:00(入場は17:30まで) 

<入場料> 

一般 1,500円 

高・大生 1,000円 

小・中学生 600円 

未就学児(4歳以上) 300円 

3歳以下は無料 

 

<アーカイブホール放映スケジュール> 

3月15日(金)~4月15日(月) 

ひまわり(15本のひまわり)、自画像(渦巻く青い背景の中の自画像)、夜のカフェテラス、星月夜、カラスのいる麦畑 ほか 

4月17日(水)~5月13日(月) 

ひまわり(3本のひまわり)、花咲くアーモンド、自画像(パイプをくわえた包帯の自画像)、アルルの寝室、糸杉 ほか 

5月15日(水)~6月16日(日) 

ひまわり(2本のひまわり)、アルルの跳ね橋、麦わら帽子の自画像、ローヌ川の星月夜、アイリス ほか 


 

 

【ドームシアタープラネタリウム番組「ゴッホが描いた星空」】 

サイトURL 

<期間> 

2024年3月6日(水)~2024年6月3日(月) 

<場所> 

福岡市科学館 

<入場料> 

大人 510円(税込) 

高校生 310円(税込) 

小・中学生 200円(税込) 

未就学児 無料 

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