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INTERVIEW:TEAM SHACHIがアイドルとして生きていくと決めた日、そして再びの武道館を目指す

更新日:2024年7月8日


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名古屋発ポジティブグループとして活動する<TEAM SHACHI>へのインタビュー記事後編。前編ではこれまでの活動のおさらいや、アイドルシーンやファン層の変化、そして、パフォーマンス力が上がったきっかけについて聞いてきた。


インタビュー前編はこちら


攻めに攻めて沸かせた乙女5連続


ヤマグチヒロシ(以下:Y):最近はフェスや各種イベントなどアウェーな場所でライブする際に、かなり攻めたセットリストやパフォーマンスをされているそうですが、どうようにして決めていってるのですか?


咲良菜緒(以下:咲良):山中湖で乙女5回とか?。

※山梨県の山中湖交流プラザきららで開催されたイベント【SPARK 2023】に出演した際に「乙女受験戦争」のみを5回連続で披露。


こちらはパワフルな横アリでのライブパフォーマンス


秋本帆華(以下:秋本):セトリはハルに任せてます。


坂本遥奈(以下:坂本):打ち合わせも皆で参加するより1人が代表してやる方が効率良く色んなことが進んでいくので、セトリだったら私、衣装だったらなおとか、グループで担当制になりました。乙女5回に関しては、タイミング的に「名古屋城で開催の、コール解禁後初めての【シャチサマ】の前に何かしらかましたいよね。」ということで、コールアンドレスポンスや煽りが入ったり、ファンの皆さんや、関係者の方たちにも反応が良い「乙女受験戦争」にしました。何回もやることによって意味がある曲ということで。


Y:実際の反応はどうでしたか?


咲良:久々に「なんでもいいぜっ!」ってなれた楽しかった。でも3回目がちょっとドキドキもあってキツかった。(お客さんに)いつまでやるの?って空気にして冷めさせたら終わりだね。って言ってたんです。それぞれ飽きさせないように、フォーメーションなど変化を付けてたんです。ただ、柚姫は脱いでて(笑)!


秋本:もうびっくりしたぁー。


咲良:最後はワンマンかと思うくらい盛り上がってて感動した。


坂本:絶対メンバーの名前を知らない方がBメロで「なーおちゃん、なーおちゃん!」ってコールが出来てて(笑)


秋本帆華
秋本帆華

秋本:みんな客席に行ったりもしたね。


咲良:自由に走りすぎて(笑)


秋本:ボール投げて、信玄餅も渡して。


大黒柚姫(以下:大黒):あれからフェスに出ても「シャチまで残ろうかな」っていう別のアイドルファンの方たちのツイートを見かけるようになってすごい嬉しいです。


坂本:“かわいい”を全面に出してるアイドルさんたちの中に入ったときに、どうしていこうって考えた時に、“自分たちらしさ”を出して良いんだって思うようになりました。


咲良:大事なタイミングで賛否はもちろん分かれたんですけど、色々プランを組んで「これなら戦える!」っていう私たちを見つけてやりました。


Y:それは振り切っていて、かっこいいですねー。


大黒:はい。


咲良菜緒
咲良菜緒

咲良:「はい。」じゃないのよ。返事違うでしょ。「いえいえ」って言うとこだから。


一同:爆笑


坂本:結局やってないけど、イングリッシュバージョンの曲をやったり、振り付けを変えるとかもあるけど。


Y:信玄餅配ってましたけど、あれはなんで?


咲良:サビで回す振り付けがあるから「山梨だし、信玄餅回したいね」って(笑)


坂本:リハの思いつきで。配ることになったんですけど、はじめましての方も「ハルちゃーん!」って手を伸ばしてくれて(笑)


大黒:あの日は自己紹介してないのにね。


ライター泣かせのあの頃とペコペコする今


Y:すみません、みんなちゃんと、すげえ喋れるようになりましたね・・・。10年前は「はーい。」「うーん。」「それって、こうじゃなーい?きゃはははー」だったんですよ。どうやって記事にしよう?って頭抱えることもあって(笑)

TEAM SHACHI
喋りもしっかりできるようになりました

一同:爆笑


坂本:こないだそれ別のライターさんにも言われたんです!!


咲良:自分たちでも見返したら「こんなの載っちゃってる!」って(笑)


大黒:ゾッとする。ライターさん泣かせすぎるよね・・・。


坂本:10年前に1回だけインタビューしたことがあるんです。っていう方で、その時のエピソードが記憶に残ってるみたいで、私たちから「お仕事たいへんそうですねー」って言われたらしい(笑)


一同:爆笑


坂本:すごいその方も成長にびっくりされてて(笑)、やってることも尖ったことをしていたので生意気だったような印象しかなかったみたいで。


大黒:それが6人いたんだもんね(笑)


咲良:こないだエビ中ちゃんの『関内デビル』っていう番組でゲストの筋肉少女帯さんが私たちの名前を出してくれたみたいで、どんな内容なんだろうって見たら「あいつら、タメ語で話してくる」って暴露されて、しかもそのあと私たち大槻さんにマッサージしてたらしくて・・・(笑)心が広くてありがたい・・・。


大黒:やさしい方々に囲まれて、すくすく育ってきた。


咲良:今はめっちゃペコペコしなきゃいけない。過去があるから!(笑)


秋本:あの時はすみませんでした。


アイドル一本で生きていくと決めた日


Y:アイドルを10年以上やってきて、スキルも上がった今、みなさんが思うアイドル像とはどんなものでしょうか?


大黒柚姫
大黒柚姫

咲良:私たちが10代の時に元気を与えられる層と、今の私たちが元気を与えられる層が違うと思うんです。 “今しか見ることができない”フレッシュな部分が好きな人もいるし、好きな対象は変わっていくもの。今のシャチを好きな人がいるから、どうにかこうやって活動できてる。その時々の自分たちを求めてくれる人がいればアイドル成立かなと思っていて、誰かにとっての元気や、支えになる存在でいれれば嬉しい。


ファンの人たちの入れ替わりを寂しく、(自分たちにとって)良くないことだなって思うこともありましたけど、その時々で必要としてくれる人は違うなと考えるようになりました。だから求め続けてもらえる限り、続けることはできる。


Y:10年前はみんな学生で、それこそ受験があってそれをテーマにした楽曲をやったり学生でもあり、アイドルでもありという状況でした。今はアイドル一本となって、それを自覚したタイミングや出来事はありましたか?


坂本:私は大学4年卒業のタイミングで就職や進路を書くシートが書かなきゃいけなくて。なんて書いたんだっけな?タレント?で、会社名にスターダストプロモーションって事務所の名前も書いた時に「私はこれで生きていくんだ」って覚悟を持ちました。


秋本:私も大学行かせてもらったので、卒業式の時に今のチーフマネージャーの方に「大学卒業しました。いままでスケジュール調整ありがとうございました。これからアイドル一本でがんばります!」って送った時ですね。その言葉が嬉しいっていう返事ももらえて、文字にしてはじめて自覚したというか。


咲良:私は大学今年卒業したんですよ。休学もあったので、そんなに自分が学生だと思いながら大学生活送ってなかったんですけど、もちろん、私は就活とかしてませんでしたし(笑)

で、大学から「状況どうですか?」って就職先確認の電話があったんです。以前から伝えてはいたけど、改めての最終チェックで。それで「もう芸能活動をしていて、これからそれを仕事にしていきますので、就職はしません。」と伝えたら「頑張ってください。」って(笑)


大黒:応援されたんだ(笑)


咲良:で、私もマネージャーさんに連絡してからかも。


坂本遥奈
坂本遥奈

坂本:文字に書くとより実感するよね。なかなか改めて交わすことがないから。


大黒:私は高校卒業して、メンバーみんな学生の中にひとりアイドル一本になったんです。親からも「大学は行った方が良いんじゃない?」って言われてたんですけど、2つのこと一緒にできなくて(笑)だから「中途半端になるのは嫌だ」と伝えて、シャチ一本を選びました。で、「チームしゃちほこ株式会社の社長です。」ってよくわかんないことを言ってた頃があって(笑)その時です!


3度目の武道館公演を目指してチームで楽しむ


Y:今後、再びの武道館単独公演を目指されているということで、これからの意気込みを教えてください。


秋本:これまでに2度武道館に立たせていただいている上で「もう一度武道館が目標です。」と伝えることに少し勇気がいることがあって。前に武道館に立った時よりも今が劣っていると表しているようで、なかなか言いにくい時期がありました。


でも、目標として言ってからは自分でもスッキリしたし、お客さんとも同じ方向を見れているのかなって思えるようになりました。今はチーム全体でその過程をすごく楽しめています。また一歩一歩近づけていけたらなって。

TEAM SHACHI
誰かにとっての元気や、支えになる存在に
 

ケラケラと笑いながらたくさんの質問に答えてくれた彼女たちの表情は、大人っぽくなったが10年前にインタビューした時と変わらない。だが、10年以上アイドルを続けてきたからこそ出てくる考えや、シーンに対する思いはとてつもなく強固になっていたように思う。


真面目にふざけることが大好きなTEAM SHACHIはまだまだこれから面白くなるのだろうか? 10年以上アイドルを続けてきた彼女たちは、これから一体どうなるのだろうか?かつてのようにひたすら追い続けることは難しいが、西の端からしっかり楽しませてもらいつつ、応援していきたい。


あ、8月リリースの新曲EPの中でがっつりソーラン節をやってるらしいですよ!


 

イベント情報

【SHACHI SUMMER 2024】

 <DAY1>〜サマースプラッシュ!やんちゃで自由な真夏の祭典〜

日時;2024年8月10日(土)

open 16:00 / start 17:00

 <DAY1>〜沸騰!リアルサウナHOLA!〜

日時;2024年8月11日(日)

open 15:00 / start 16:00


会場:埼玉・東武動物公園 イベントステージHOLA!

※雨天決行・荒天中止



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リリース情報

3rd EP『待ち合わせに、飽きもと。』

品番:SDPC-1056

発売:2024年8月7日(水)

金額:¥1,500-(税込)

収録形態:CD



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