フジロックの広さを博多で体感する〜FUJI ROCK FESTIVAL in HAKATA〜
- ヤマグチヒロシ
- 2024年7月19日
- 読了時間: 6分

フジロックまもなく始まるね!今年は無料配信もあるぞ!
音楽好きでなくとも一度は耳にしたことがあるかもしれない【FUJI ROCK FESTIVAL】。新潟県苗場スキー場をメイン会場に大自然の中で国内外のアーティストのライブを楽しめる歴史あるロックフェスである。
今年の開催もいよいよ来週にせまっており、タイムテーブルと相談している方も多いのではないだろうか?また、今年はAmazonがPrime VideoとTwitchのAmazon Music公式の3チャンネルで無料ライブ配信まであるという。
私もご縁があって撮影やレポートの仕事でかれこれ10年以上行き続けており、今年も撮影で参加予定だ。(2021と2023は都合により行けず)ありがたいことなのだが、よく周りから「いいなー、行ってみたい」「どんな感じ?」「どのアーティストがよかった?」「雨降る?」など質問される。国内ではなかなか観ることができない出演アーティストであったり、大自然の中でちょっとした不便を感じながらのアウトドアだったり、様々な魅力があるので一言では語りきれない。
そんな【FUJI ROCK FESTIVAL】について伝えたいことがある。
会場の広すぎる広さ、あまり知られてないんじゃない?
ということだ。
撮影で1日中歩いていると夕方ごろには踵がちぎれたような感覚になる。広大すぎるフジロックのフィールドは舗装された道は少なく、ゴツゴツと石が転がっている山道も歩かなければならない。
その会場が<苗場スキー場>と言ってもなかなか伝わらないと思い、馴染みのある場所にトレースしてみると体感がしやすいかもと思い、今回は<福岡市中心地周辺>をフジロック会場と置き換えて町を歩いてみた。


その地図がこちらだ。フジロック会場図をそのまま福岡市中心地に置き換えてみた。伝説のライブが行われてきたあのステージは果たしてどんな場所が担うのか。そして会場の広さが少しは伝わるだろうか?
※筆者がざっくりグーグルマップのピン機能を使って独断と偏見でポイントを設定しています。わかりやすさを重視しているので、距離や方角は正確な位置と限りませんのでご了承くださいませ。
佐世保バージョンは先日公開しておりますので、併せてこちらもどうぞ。
いざ【FUJI ROCK FESTIVAL in HAKATA】へ

福岡会場でも到着はやはり天神バスセンターからスタート。全国から音楽ファンを受け入れるにはぴったりすぎる場所だろう。さらにフェスに必要なグッズは三越で揃えることも可能となっており、機能性も抜群。飲食エリアも豊富なのが嬉しい。筆者のオススメは地下の天神ホルモン。

アーティストやツアー客の宿泊地となるのは苗場プリンスホテル。博多会場では福岡市役所となる。各所との連携など必要十分過ぎる場所だ。WHITE SYAGEくらいの収容量がある広場もあり、なんなら撮影時には何かしらお祭りの設営をしていて準備万端であった。

入場ゲートに向かって進むと、まずはチケットがなくとも楽しめるTHE PALACE OF WONDERは春吉の飲屋街周辺となる。さまざまな飲食店が軒を連ねており、夜に盛り上がりをみせるのは間違いないだろう。ルーキーたちも安心してステージに挑める。少し歩くとフクショクというスーパーもあるので出店者も安心。

場内に入るゲートとなるのは春吉2丁目交差点。セブンイレブンや飲食ビルを擁したこの交差点には天神と博多から様々な人が行き交う。普段車で通る時には右折帯がないので注意が必要だが、入場ゲートになる際はスムーズにステージへ向かうことが可能になるのだ。きっと。

すでに天神~春吉を歩くだけで多くの飲食店が立ち並んでおり、福岡が“食の街”であり、街全体がオアシスことを痛感させられたが、ここでOASISエリアの苗場食堂的なポジションになるのが010 BUILDINGだ。食だけでなく多彩なエンタメも楽しめるこの場所こそ相応しいはず。

入場口からもっとも近いステージとなるRED MARQUEEは春吉の老舗ホテルとなる。HAKATA会場の地図作成上どうしても避けれなかったが、たくさんのプライベートステージで夜の夜景を望みながら伝説の夜が繰り広げられる予定だ。きっとオーディエンスも熱狂。

フジロックのメインステージであるGREEN STAGEとなるのは住吉神社だ。入り口からグリーンを全面に押し出している。能楽殿で厳かな空気の中、ノエル・ギャラガーがFワードを連発しながら「Champagne Supernova」を歌唱してくれるのか?

フジロッカーたちの人気休憩スポットところ天国は博多駅前3丁目付近だ。オフィスビルが多く普段は働き終わったサラリーマンたちの疲れを癒す飲み屋が多いが、フジロック期間中は音楽ファンたちを受け入れる。焼き鳥屋が多いのでゴミ箱とスタッフを多めに配置しておきたい。

フジロックでも2番目の収容動員数を誇るWHITE STAGEはANAクラウンプラザホテルとなった。宿泊だけでなく魅力的なレストランやウェディング、宴会も可能な巨大ホテルだからこそできるステージラインナップが可能なはずだ。ジーザス&メリー・チェインによるルーフトップコンサートを期待したい。

フィールド全体の電力をバイオディーゼル、太陽光等のソフトエネルギーでまかなうGypsy Avalonとなるのは明治公園だ。広さや設備などここまでで一番しっくりくる会場となった。周囲に学校もあり、学びの機会ともなる演目も多いのでぴったり。

もはやメインステージのようにも見えてしまう博多駅がFIELD OF HEAVENだ。夜はライトアップも行われるなど共通点も多い場所だ。駅前広場の広大なエリアに多国籍なジャンルの音楽が鳴り響く様子を想像すると笑顔になる。ここで上原ひろみのジャズ・・・ありそうだっ!
やはり広いぞ、フジロック
ひとまず主要なステージやスポットをピックアップしたのだが、奥にはORANGE CAFÉや、苗場プリンスホテル裏にはPYRAMID GARDEN、ゴンドラに乗ってたどり着くDAY DREAMINGなどフジロックは広大に広がっているのだ。完全顕現させたい所だがめんどくさくなってしまった。とりあえず<とにかく広い>ことは伝わったのではないだろうか。
ちなみに今回の【FUJI ROCK FESTIVAL in HAKATA】を巡った時間はのんびり写真撮りながらで57分16秒、距離としては3.2km歩いていた。道の都合で佐世保会場より距離・時間が若干伸びてしまったが、ざっくりした計測なのでしっくりきている。フジロック現地は前述の通り山道で高低差もしっかりあるので、よりキツい。
早い時間はゆっくり歩けるがヘッドライナー近くの時間帯になると場内も人でギッシリなるので移動時は余裕をもたないと観たいアーティストに間に合わないこともしばしば。WHITE STAGEからRED MARQUEEとかの移動は入場規制も関わってくることもあるので、気をつけよう。
さぁ、どのアーティストを観に行こうか。苗場で待つ。
●イベント情報
【FUJI ROCK FESTIVAL 24】
日程:2024年7月26日(金) 〜 28日(日)
会場:新潟県湯沢町苗場スキー場